一般事務とはスキルが違う銀行事務
Ａさんが以前経験した一般事務の仕事は、書類作成や電話応対、ファイリングやデータ入力、書類チェック、来客対応などとなっています。しかし、営業や総務、経理など、同じ企業の中でも部署が変われば、担う仕事やスキルが変わります。それと同じで、銀行で働く為の知識やスキルが必要になるのが銀行事務です。
銀行事務になるには、証券外務員資格、銀行業務検定、金融窓口サービス技能士、ＦＰ資格などのスキルが必要とされています。こうした専門知識の他にも、仕事上専門端末を使用する為、ワードやエクセルの基本以上の操作スキルが必要になります。更に、接客の為のビジネスマナーやコミュニケーション能力が必要です。
このように、銀行事務は多くのスキルを必要とする為、新卒か経験者の採用しかしない場合があります。しかし、銀行事務経験者全てが応募する事は考え難く、人手不足になる恐れがあります。Ａさんもこの点に疑問を抱き、調べてみる事にしました。そこで見つけたのが、派遣です。近年、銀行や信用金庫、その他の金融機関においても、派遣社員を採用している動きがありました。
ここで、Ａさんはまた、疑問を抱きました。どうして派遣ならば、銀行事務経験がなくても就業出来るのだろうか。その答えはすぐに見つかりました。派遣を行っている派遣会社によって、可能になっていたのです。
